リボンの騎士 はまり役

2006.08.21 Monday 21:38
ALMIC


そのため「はまり役」ではなくなる。
では、マッチしない役を演じる事は個性を生かしていないのだろうか。
本当に高橋が演じているのはサファイアで、高橋愛ではないのだろうか。


ここでさゆみんの役柄について考えてみる。
さゆみんが演じているのは、淑女とスカウト・リューである。
この二つの役で求められている事はなんだろうか。

淑女では華やかさと女の子らしさを、
スカウトでは元気で明るく可愛い男の子を求められている。
リューに関しては男性を選んで「ちょっと格好よかったんで」
というぐらいなので、男の子である事は求められていないようだ。

元々名もない淑女であるし、原作にも存在しないリューである。
その役の設定はほとんどなく、役柄の個性は少ない。
役柄の個性が少ない分、素のさゆみんの個性で補間する事ができる。

役柄にはあまり難しい事が要求されていないのが実情だろう。
淑女やスカウトで求められている事はきちんと表現している。
しかし、もうちょっと頑張って欲しいと思う所もある。

一つ一つの表情や、自分がメインで演技していない時の演技。
そういう細々した所にどれだけ気を使っているか。
その点で不満を感じる。

脚本の中でキャラクターの設定が曖昧のため、
逆に演じにくいというのはあるだろう。
大臣や、ヘケートの場合は自分がメインでない所でも、
こまごまと演技が入っている。

例えば、スカウトのシーン。
メインで歌っているのはリューとリジェだが、
この時の大臣の演技は面白い。

二人が楽しそうに歌っているのに合わせて、
息子とナイロンが楽しそうに踊り始める。
息子とナイロンに一緒に踊るように誘われて踊り始めるが、
男であるからか、最初はかなり照れている。
台詞はまったくないが、その感情が伝わってくる。

葬送のときも、蘇りの歌を歌っている中で、大臣だけは唱和をしない。
サファイアが生きては息子が王になれないからだろう。
しかし息子は蘇りの歌を一生懸命に歌っている。
それをみて当惑しつつ息子の肩に手をかけるが、振りほどかれる。

この辺りの演技は恐らくきちんと定められたものだろう。
こまごまとした所まで決められている分演じやすいし、

[7] << [9] >>
comments (0)
trackbacks (0)


<< リボンの騎士 8/12 フィナーレの是非
ポケモーQ&A 8/1 8 15 22 好きな食べ物・飲み物 >>
[0] [top]





[Serene Bach 2.21R]