進化ノ季節 9/10 in 松戸

2006.09.11 Monday 19:54
ALMIC



そこでこのように演出面での変化をつける事を考えたのだろう。
このように製作者の意図をしっかりと感じられるステージ構成は
素晴らしいと思う。

アコースティックのところでは客席は全員着席、
「夢」で完全に静寂になるシーンでは物音一つ立てない。
このような事が出来るぐらいファンの間では今のスタイルが
受け入れられて、浸透しているのだろう。

ジャズ風のアダルトな雰囲気がとても似合っていた。
そのぐらい今の松浦には貫禄が出てきた。
今年で6年目、もうすっかりベテランですね。

これは松浦ファンの人から見たら的外れなのかもしれないが、
俺は松浦が目指している方向は、このようにエンタテインメント性の
高い作品を提供していく事なのではないかと思っている。

初々しさというのはそれはそれで魅力がある。
モーニング娘。はメンバーの入れ替えがあり、
常に初々しさが残されているというのが特徴の一つだ。

従って、この松浦のスタイルを単純に娘。で行っても、
同じような魅力を発揮できるかには疑問がある。

どのコンサートスタイルが優れているとか、理想系であるか、
それも一つの大事な論点ではあるが、
絶対的なスタイルというのは存在しないだろう。

それぞれのユニットなり、人なりで発揮できる魅力は違うし、
どのスタイルにも一長一短はあるからだ。
俺が大事に思うのは、先ほども書いたように、
そこに何らかしらの意図を感じ取る事ができるかという点だ。

ね〜えや桃色片想いは無理にアレンジする必要はなかったかな。
その辺りの曲はもっともっと盛り上がりたかった。
あのコーナーはジャズ風アレンジが合う曲だけに統一した方がいい。

あとは、事務所の戦略的に仕方がないが、
GAMとスケバン刑事の宣伝もコンサートとしては完成度を下げたかな。
藤本と二人で出てくるならわかるのだけれどもね。CMも長い。

しかし、そのような問題が些細であると感じるぐらい、
生演奏によるコンサートは素晴らしかった。
バンドマンの音楽以外のパフォーマンスも素晴らしく、
非常に楽しい、プロ意識を感じられるコンサートだった。

他のコンサートにも是非いい所は吸収して活かして行って欲しいと思う。

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