先日の5/6は吉澤さんがモーニング娘。を卒業した日だ。
この日は圭ちゃんが卒業してから4年が経過して初めての公演となる。
つまり、6期がステージデビューして4年が経過した日でもあり、
俺が始めてコンサートに行ってから4年経った日でもある。
あれから4年が経過し、13歳だったさゆみんも今では17歳。
あの時はまだまだ子供で、緊張しつつも元気よく挨拶をしていたね。
つんく♂さんから歌はどうしようもないとまで言われたさゆみん。
最初から歌が苦手で、ずっとその事に悩んできただろう。
その悩みの結果「可愛いキャラ」、所謂ぶりっ子キャラに目覚め始める。
そこにはもちろん、自分が可愛いという正直な気持ちもあるが、
自信のないさゆみんがより所としたためのものでもある。
テレビやファンに対しても、それがウケていたしね。
その後もうさちゃんピースを武器にその方向で頑張ってきた。
「自分が一番可愛い」と言うけれども、その気持ちは半分ぐらいだろう。
実際は、他の子の可愛さも認めているし、他の可愛い物も大好きだ。
さゆみんのナルシストやぶりっ子キャラは誤解されやすいけれども、
本当は自分中心の自己中心的なものではなく、他人も認めていて、
むしろ自信の無さの裏返しであると思っている。
そんなキャラを確定させたのも、もう結構前の話で、
そこから先、最近のさゆみんはちょっと伸び悩んでいる印象がある。
可愛い系のキャラには年齢でいつかは限界がくるもので、
いつまでも可愛いキャラだけで行くのは難しいだろう。
まだ17歳なので問題はないが、いつかは壁に当たると思う。
その壁がちょっと早くに迫ってきたかな、と感じている。
まだキャラクター自体は壁に当たってはいないと思うが、
さゆみん本人が自分の立場に関して色々と悩みがあるように感じている。
その大きな理由の一つには後輩が出来たことがあるだろう。
つまりは、小春ちゃんですね。
小春ちゃんは大人キラーなキャラクターだ。
自然に先輩に甘える性格で、嫌味がない。
さゆみんとは違う方向で、可愛い系のキャラだ。
もともと可愛いキャラで自分の立ち位置を定めていたのだから、
その場所が脅かされると不安定になる。
それはいつかは必ず訪れるもので、遅いか早いかだけの違いだ。
小春ちゃんはあまり歌が上手な方ではない。
その点にはさゆみんも安心感があったのかもしれない。
しかし、小春ちゃんはアニメの声優としても成功していて、
ソロとしてCDやアルバムも出している。
俺は小春ちゃんに関してはそこまでよくわからないので、
本人が歌に関して悩んでいるのかはわからないが、
歌う機会が多く与えられているのは確かである。
歌のパート割でも小春ちゃんは大分推されているし、
「先輩なのに追い越されてしまった」
さゆみんはそう感じているのではないかな。
それは事実の一つの側面ではあるけれども、全てではないと思う。
小春ちゃんが成功しているのは、さゆみんの教育もあっただろうし、
小春ちゃんを受け入れてくれるモーニング娘。があったからだ。
これまでも後輩の方が先輩よりエースになったケースは沢山ある。
それは先輩の築いてきた土台があってこその物だと思うよ。
モーニング娘。は色々な個性が集まっているグループである。
それぞれが自分の役割を見つけて、
自分の責任を果たしていくのが理想だろう。
さゆみんの今までの役割は可愛いキャラであり、
それが小春ちゃんの役割となったと感じているので、
自分の役割を見失っているのかな。
今は、さゆみんは苦しんでいる時期だと思う。
今回の吉澤さんの卒業は、新しい役割を見つける
いいきっかけになってくれないかと期待している。
前々から言っていたことではあるが
6期で一番リーダー向きなのはさゆみんだというのは
今となってはファンもメンバーも思っていることではないだろうか。
さゆみんは他人の痛みが分かる子で、色々よく考えている子だ。
技術面での手本にはなれないかもしれないけれども、
一番よく状況を見ていて、よく考えている子だと思う。
それは当然よっすぃもよく見ていて、ラジオで次のお父さん役は
重さんだと言っていたぐらいである。
これからは後輩として可愛がられる立場から、
先輩として、みんなを見ていく立場になって欲しいと思う。
さゆみんにはその才能があると思う。そして、それに自信を持って欲しい。
俺はよっすぃの評価はリーダーに就いてから大きく上がった。
ガッタスとリーダーという立場はよっすぃを大きく成長させたと思う。
地位は人を変える。さゆみんも大きく成長して欲しいな。