アイドルオタク
2006.04.20 Thursday 20:48
今日はみょだの国からさんの4/20付け更新より。
「あなたはオタクなの?」
この質問、就職活動していたときに面接官に質問された。
ここでまずわからないのは「オタク」の定義だ。
そもそもオタクの語源はなんで、いつからあるものだろうか。
語源に関しては二人称として「オタク」を使っている事からきている
というのが普通だ。
問題は二人称として「オタク」を使っていた人がどういう人かで、
SFファン同士が呼ぶときに使っていたらしい。
70年から80年代に現れたもので、
最古のオタク族はSFと定義してよさそうだ。
元々オタクはマンガやアニメ、特撮といった
サブカルチャーが好きな人をさしているのだが、
マイナスの意味で使われる事が多い。
一般人には理解されず、子供っぽくて、ダサイ、ダメな人。
更に悪印象を抱かしたのは、1989年の連続幼女殺人事件だ。
犯人がオタクで、社会不適格者であったことから、
オタクがただダサイ人から、暗くて危ない人というイメージにまで悪化した。
そのイメージが最近は多少は改善されている。
その理由は主に二つだろう。
一つは海外からの評価。
日本のアニメやマンガといったオタク文化は、
日本人からはダサイ人の集まりとしかみられないが、
海外からは高い評価を受けている。
その認識が徐々に日本にも伝わっているからだ。
例えばジブリが好きといっても、世間の人はオタクだと思うだろうか。
仮にそれがディープで、登場人物や声優、
設定資料に到るまで熟知しているほどのマニアだったとしても
悪い意味でオタクと思うだろうか。
もう一つは電車男による秋葉原ブーム。
これにより秋葉原のイメージが改善された。
しかし、これは一方でメイド喫茶ブームにもつながっており、
イメージが改善したとは言えないかもしれない。
こういった背景があり、今でも、オタクとは一般には理解できず、
ダサい、さらには危ない犯罪予備軍と
思っている人がいるのは確かだ。
話をアイドルオタクに限定するが、
趣味がアイドルだとオタクなのだろうか。
それとも、ダサクて危ないとオタクなのだろうか。
恐らく後者をさすのが一般的ではないだろうか。
それが世間一般のオタクの定義とするならば、
俺は、ダサイには当てはまるが、危ない社会不適格者ではないから、
完全なオタクではないといえる。
・・ん?パンチュを見るのは犯罪スレスレだから不適格者か?
しまった。どうやらダメだったようだ。
世間一般の定義はそうだとしても、俺の中ではオタクの定義は違う。
俺の中では、ただ趣味が一般的でないものであったり、
探究心を持って研究するのはオタクではない。それはただのマニアだ。
では、オタクとは何かというと、
他者とコミュニケーションが取れない人と定義している。
コミュニケーションが取れないのは社会不適格者なので、
世間一般の定義と外れていない。
ただ、より狭義な定義となる。
従って、俺は世間的に見たら(パンチュ)オタクだが、
俺の中ではオタクと定義されない、そういえる。
結局何を言っても世間がどうみるか、なんだけどね。
冒頭の質問に戻る。
「あなたはオタクなの?」
この質問には俺はNoと答える。
実際に就職の面接では上記理由を付けて答えた。
俺の定義に従えば、さゆみんはマニアだな。
かわいいという事を探求しているし、
ラブベリにはまっていたりしてるしな。
パンチュかラブベリかの差でたいした事は無い。よし、同類同類。