「色っぽい じれったい」戦略
2005.08.02 Tuesday 19:41
新曲「色っぽい じれったい」のオリコンウィークリーの結果が出た。
まずはデイリーの順位の推移を見てみると、
7/26 3位
7/27 3位
7/28 3位
7/29 4位
7/30 3位
7/31 8位
8/1 7位
そして、ウィークリーは4位。初動6.8万枚。
この結果をどう見るべきだろうか。
順位に関してはある程度競合しているのでしょうがない。
恐らく、SMAP、CHEMISTRY、GRAY×EXILEの順番だろう。
とはいえ、6.8万枚では統計的には1位をとるのは難しい。
やはり1位をとるには10万枚は売りたいところだ。
枚数に関してだが、俺の予想は7万枚強だったので、
見積もりよりやや少ないという感じだ。
ファンの世界でも複数買いを皆するわけではなく、
1枚〜3枚の人が多いと思った事が一つの理由。
場所が選べるため近場になる人が多いとはいえ、抽選であり、
全員と握手するのは簡単ではない。
楽に握手できるパブリックビューイベントであれだけしか人が来ない事を
考えると、爆発的な効果は見込んでいなかった。
(ただし情報が出たのが直前という問題はあった。)
では、最終手段とまでいえる握手をつけて、
それほど大きな売り上げにはならず、順位も4位であった事で、
今回の戦略は失敗であったと言えるだろうか。
俺はそうは思わない。
何もせずにCDを出していた場合を考えてみる。
俺の予想では売り上げは4万枚ぐらいであったと思う。
曲が万人の琴線に触れるほど名曲というわけでもなく、
前回の大阪恋の歌に比べると、矢口さん、梨華ちゃんが抜けている。
ハロモニやMステ等のステージライブの出来は決してよくはない。
新メンバーの小春ちゃんで多少注目されているとはいえ、
プラスの材料は少ない。
これでは前回の売り上げを下回るのはほぼ必至であろう。
それが初動で約4割の増加。
4割って相当大きいと俺は思うよ。予想-2割から+4割なわけですから。
さらにこれは単純に数字だけの問題では終わらない。
恋愛レボリューションから確実に右下がりだった傾向に終止符を打つ事が出来た。
これは歴史としても、イメージとしても大きな意味を持つ。
更にこの戦略は今回のCDだけでは終わらない。
一般的にCDショップは前回の売り上げを元に入荷数を決定している。
今回売り切れ店が続出したのも、前回の売り上げが余りよくなかったからだ。
つまり、今回の売り上げにより、次回のCD入荷数が増えるという事になる。
あとはその入荷したCDをいかに売るかだ。
今回の戦略はまだ終わっていない。次につなげていく事が大切だ。
俺は今回の戦略はひとまず成功だったと思う。
ただ、それは今の所、である。
繰り返すが、この成功を活かしてうまくつなげる事が必要なのだ。
娘。達はいつだって一生懸命だ。頑張っている。
スキルは日々上達しているし、精一杯やってきている。
それを無駄にしないためにも、事務所の経営陣も頑張って欲しいと切に願う。
俺は経営とか全然わからないから、具体策なんてでてこないよ。
この事務所はファンおよびタレント両方に優しい事務所だと思ってるから、
その優しさは失わずにいて欲しいとは思うな。
娘。達のよい保護者であり続けてください。その点は信頼してるから。