リボンの騎士、千秋楽+特別公演を見てきた。
同時にマコの卒業式もね。
色々あったリボンの騎士も終わってしまった・・。
まずは劇の内容について。
さすが落日だけあって、気合がビンビンに伝わってくる。
それは娘。だけに限らない。箙さんも、マルシアさんも、
アクションのお兄さん達もいつも以上に気合の入った演技。
ほとんどに人はそれが良い方向に働いていて、
俺が見た中では一番よい公演だったな。
1週間ぶりにみたのだけれど、
淑女達の演技、つまりさゆみんも格段によくなっていた。
この間の更新で、役を演じる事で自分自身を
アピールして欲しいと書いたけど、今回はそれが出来ていた。
落日だからか、ちょっと緊張した面持ちだったけどね。
「キー悔しい!」とハンカチを噛むシーンでは、
いつも以上に悔しがるれいな。
「待てー!」と亜麻色の髪の乙女を追いかける時は
退場時に「待ちやがれー!」とか「まてぇぇえ」とか掛け声が。
剣の試合のシーンでも、みんな自由奔放に淑女らしい動きをしていた。
ちなみにこのシーン、なぜか身長が低いから不公平という流れになり、
背の低い選手が高い選手にカンチョウをする。意味不明。
そのシーンで今まで、さゆみんはカンチョウを
された瞬間からずっとお尻を押さえているのだけれども、
今回はえりとカンチョウ合戦をしてた。
全員、歌も演技も気合が入っていたね。
一番の新人で、年少者の小春ちゃんからもそれを感じた。
これはかなり感心した点である。
バリバリ教室の時は気合が入っているというより
常に無我夢中であった印象だし、
レインボーセブンでは自由奔放だった。
気合を入れるという事は、
それだけこのミュージカルに本気で当たってきたとともに、
自分の役割について責任感が出てきたことでもある。
今までが本気でなかったわけではないが、
責任感が出ているな、と感じたのは今回が初めて。
こうやって一歩一歩成長していくのを見るのがとても嬉しい。
これだけのレベルのエンタテインメントは中々みられない。
そう感じさせてくれるぐらい素晴らしかった。
少なくともこのリボンの騎士はもう二度と見ることは出来ない。
昨日リボンの騎士を見ていたときにそう感じて寂しい思いがあった。
これはツアーでも中々感じない気持ちだ。
今回は千秋楽ということで、各出演者からのコメントがあった。
まずはマルシアさん。
今回は王妃という高貴な役を始めてやらせていただいた。
もう愛ちゃんと演技するのも最後かと思うと・・・。
と号泣。
これを機に是非他の演劇を、
マルシアが出演しているものを見てください。
と最後はしっかり宣伝を。
リボンの騎士にマルシアさんの演技は欠かせません。
素晴らしい劇を演じてくださって本当に感謝の念でいっぱいです。
マルシア握手会があったら行きたいぐらいですね。
次は箙さん。
モーニング娘。や美勇伝と出会えてよかったと。
そして、是非宝塚も見て欲しいと。
宝塚にもみんなのパワーが欲しいと。
多分、宝塚ファンには宝塚ファンのパワーはあると思うけどね。
こちらもしっかりと宣伝をする所が返って好印象。
ここからハローの出演者に。
まずは梨華ちゃん。
今回のミュージカルは大きな挑戦だった。
マルシアさん、箙さん、スタッフの皆さんからミュージカルの
厳しさと楽しさを教えてもらいました。
でもこの舞台を乗り越えられたのは・・・
と、ここでかみまくり。
でもこの舞台を乗り越えられたのは
ファンの皆さんに背中を押してもらったおかげです。
小川麻琴の最後の舞台に立てて幸せです。
今回のミュージカルから大きな自信を貰いました。
素晴らしいコメントですね。
マコに対する愛情もヒシヒシと伝わってくる。
次に愛ちゃん。
一言目の「あの〜」から訛り全開でサファイアとのギャップに失笑。
それだけサファイアの役に入り込んでいた証拠だね。
あの衣装を着ていると、高橋愛ではなくサファイアとしか見れない。
内容は結局何を言っているのかよく分からない状況。
良くも悪くも愛ちゃんらしい。
どうすれば演技が良くなるか毎日考えていた。
とにかく学ぶべき所が沢山あった。
ずっと憧れていた宝塚から沢山のことを学べた。
こんな感じだったかな・・・。
ミュージカルに関しての話はここまでで、これからマコへの言葉となる。
ミュージカルに対して出演者全員のコメントが欲しかった。
いつものコンサートでも全員コメントを言っているし、
今回はいつも以上にみんな頑張ってきているはずだ。
是非とも他の人の話も聞きたかった。
次にマコの卒業式が始まる。
なお、最終日だけはフィナーレに
「青空がいつまでも続く未来であれ」
が追加される。
マコがソロで歌って、残りのメンバーがそれを祝福するというもの。
他の曲は全てカラオケ(演奏がという意味)だが、
この曲だけは生演奏。粋な事をしてくれる。
夜公演のみはマコ以外はひまわりを持って登場。
一人一人がマコに花を渡しながら歌を歌う。
マコトも泣きながら歌っていたな。
話を卒業式に戻す。
まずは5期代表でガキさんからコメント。
もちろん号泣。昼公演の青空でも泣いていたからな。
コメントの内容は卒業しても頑張ってという内容。
一旦コメントがおわったかと思ったときの最後の言葉。
「最後に一言。麻琴に会えて良かった」
そして抱きつく。愛ちゃんもそれに混じる。
5期程同期の繋がりを感じさせてくれるものはないね。
各社記事で今回の卒業を紹介しているが、
その中でもこの5期の抱擁を写真に収めて使った
サンスポさんは素晴らしい。
次に娘。代表で美貴ちゃんから。
魔女から言われてもね、で始まる。
明日も麻琴が間違えて来ちゃうんじゃないか。
卒業が信じられない。
感謝の気持ちと寂しい気持ちを伝えていて、
代表という事もあるのか、いつも以上に素直な気持ちを伝えていた。
そのために物凄く照れまくっていて、自分で照れ笑いをしていた。
そこが美貴ちゃんらしいね。
次によっすぃから。
大臣としてと吉澤としての二つのコメントをする、
と前置きしたけれどその区別はなかった。
3月からずっと稽古をして、正直長いと思ったこともあった。
でも、みんなからすごく評判になって、とても高い評価をしていただいて、
大成功で終わってよかった。
麻琴には大成功の舞台で卒業をさせたかった。
でも目を見て話す事が出来ない。
卒業しても、海外へ行ってもいつでも連絡をして。
リボンの騎士が俺たちファンだけでなく、
色々な人の間ですごく好評で評価されていた事は
どうやら出演者にも伝わっていたようだ。
俺は想いは必ず伝わると信じているので、
こういうコメントは嬉しいね。
マコはハロー始まって以来のミュージカルでの卒業。
最初はライブで卒業できなくて残念だとも思ったけれども、
結果的には素晴らしい卒業式になった。
その大きな理由の一つが、よっすぃの言うように
リボンの騎士が素晴らしい出来になり、
大成功をおさめることができたことだ。
これだけ大きな仕事を成し遂げての卒業だからね。
確かにライブで卒業をしたかったのもあるけれども、
リボンの騎士もモーニング娘。の大きな仕事。
大きな仕事で卒業できるのは幸せな事だと思う。
最後にマコからのメッセージ。
卒業後は海外に行きますが、次帰って会う時には
大きく成長した自分を見せたいと思います。
5年間応援ありがとうございました。
・・・私、今イッパイイッパイです。
いっぱいいっぱいでまとめに苦労しているマコに対して、
よっすぃが耳打ちをする。
「小川麻琴、行ってきます!」
素晴らしい最後の締めの言葉だった。
旅立ちを感じさせる、明るく元気な締め言葉。
これがよっすぃの助言という所も素晴らしい。
5期愛と同じようにこの二人からも愛を感じた。
前日の8月26日で5期が結成してから丸5年。
「5年間の数え切れない想い出と経験は一生の宝物です。」
彼女達は卒業してもモーニング娘。として過ごした時期は
一生忘れる事はないだろう。
もちろん、それを見てきた俺たちも忘れる事はないだろう。
幕が下りた後も鳴り止まない拍手。
それが今回の卒業式がいかに素晴らしかったことを物語っている。
そして普段のライブではありえないことに何回も幕が上がる。
自然と客席は総立ちに。期せずともスタンディングオベーションとなる。
拍手と同時に、ライブでの恒例であるみんなで手を繋いで「オーイ!」
とバンザイをする。これがハロー流のオベーション。
次に幕があがると、「ピーマコです!」を披露。
最後には「これで本当に最後です。ありがとうございました!」
で終わる。
これは本当に素晴らしかったね。
しかし問題がないわけではなく、立てた事への間違った解釈で
前に駆け寄る人が居たのは残念だ。
前で見たいのはわかるし、ある程度は仕方がないけど、
みんなで駆け寄ったら明らかに危ない。
多分事故はなかったと思うけど、もし何かあったらこれまでの
「ファンもやればできるじゃないか」という評価が台無しだよ。
ただ、そういう懸念を除けば、自然な形での興奮、
拍手、スタンディングオベーション、何回ものカーテンコール。
全てが最高だったと思う。
8月ももう終わろうとしている。
今年の夏は特別熱く、ミュージカル組、℃-ute組、ベリ組、
それぞれが特別熱い夏を送ったのではないかな。
夏の終わりで寂寥感はあるけれども、
次には文化祭と秋ツアーが待ち受けている。
徐々に気持ちを切り替えて行かないといけないけれども、
今しばらくはリボンの騎士の思い出に浸っていよう。
今はただ感謝の念でいっぱいです。